【ゴリラな毎日】世の中は葬式ビジネスで回ってる!鶴が折れないから鳩を焼くよ【2024年12月30日】

今日は東京で葬式DAY。元々今日はロン毛ヒゲの実家のある金沢でのんびり予定だったがわからないものだ。

登場人物

式前準備やで

午前中に起き上がり、のそのそと着替えて鰤鍋の残りスープで雑炊を食べる。礼服を着るのは久しぶりだ。

弟も合流して、ロン毛ヒゲと私の3人で電車に乗って前日寄った明大前の葬儀会館へと向かう。

小腹空き防止にコンビニでコーラのグミを購入したし、万全の状態だ。

親族控室とやらに3人でいき、用意されていた便箋とペンを使っておじいちゃんへのお手紙を書き、折り鶴を折っていく。

途中、車で到着した父親に声をかけられたので4Fの式場へ。

白くお化粧してもらったおじいちゃんが棺に入れられている。

ほぼ初めましての親族も数人やってきたので、挨拶して一緒に親族控室に戻った。

初めましてすぎて、とくに話すこともない。

くろり「折り紙で鶴を折ってるんですよ」

ということで、知らない親族達と一緒に折り鶴折り大会を開幕。

私が作った鶴は2匹とも鳩になってしまった。

木魚クソうるさい

さて、いよいよ葬式開幕だ。お坊さんが、ポクポクと木魚を叩き始める。

あまりにもうるさすぎて、弟のアップルウオッチもうなりを上げる。

ウォッチ「90デシベルです。このレベルの騒音は 1 日にほんの数分でも、一時的な難聴になるおそれがあります」

wwwwwwwwwwwwwwww

うるさいポクポクを聴きながら、順番に立ち上がって数珠を片手にお香を上げていく。浄土宗だからお香は2回あげるらしい。

後から母親に「ぺこりが45度じゃない」「右手で数珠を持ったままお香をあげるんじゃない」と注意されたけど、まあ知らなかったんだから仕方ない。

葬儀屋ビジネス

次は、祭壇に飾られていた花を棺に詰め込んでいく時間だ。

先ほど、控え室で書いた手紙3つと親族一同で折った鶴と鳩、母親が持ってきたお酒とおつまみ、最近抜けた歯を箱に詰め込んでいく。

これで送る準備は万全だ。

おじいちゃんの遺体とおばあちゃん、母親は霊柩車に乗り、残り親戚一同は葬儀屋の車に乗って火葬場へ移動。

年末ということもあり、火葬場はいろんな団体でいっぱいだ。大広場内でみちみちにいろんな団体の棺が並んでいる。

というか他人の遺体が丸見えである。

こんな流れ作業的空間で火葬なんてたまったもんじゃない。

と思ったら、我々一族は、「特別室」とか書いてある部屋に案内される。

こっちは完全個室の空間のようだ。

ロン毛ヒゲ「葬儀屋ビジネスかよ・・・・」

葬儀プランにもランクがあるようで、お金を多めに出せばプライバシーが保たれる仕様らしい。

飛行機でいうビジネスクラスプランで申し込んだおかげで、他の団体のノイズに邪魔されることなく、静かに別れを告げることができた。

ジュース泥棒

火葬している間は暇なので、待機室みたいなところに案内された。

ビジネスクラスだったおかげで、親族だけの空間だ。他のエコノミーの人たちは、同じ部屋にもみくちゃにされていたらしい。

テーブルに用意されていた1セット6000円のお菓子やおつまみを食べながら、ジュースをグビグビ飲んでいく。

特にやることないので、ロン毛ヒゲ、弟、私、父親でMBTI性格診断をして楽しんだ。

私とロン毛ヒゲのMBTIは広報運動型、父親は領事型。弟のは忘れた。

そうこうしていると、「火葬終わりましたよー」と係の人に呼ばれたのでみんなで待機室を出る。

ちょうど出るときに、美味しそうなリンゴジュースがあったことに気づいて、ロン毛ヒゲと持って行こうとしたら式場の人に怒られた。

式場の人「飲み物持って帰らないでください!!!!」

母親「恥ずかしい子達wwwwww」

骨になったおじいちゃん

焼き上がったおじいちゃんの遺骨を、丁寧に説明しながらお骨入れにしまっていくスタッフ。

くろり「これは鼻ですか?」

スタッフ「いいえ、耳です」

wwwwwwwwwwwww

喉仏の骨は人間の形をしていて、しっかりと残った状態なのは縁起がいいということを初めて知れた。

骨を全てお骨入れに仕舞い込んだ後は、弟がお骨入れ、私は位牌、父親がおじいちゃんの遺影を持って、再び葬儀屋の車へと向かう。

さあ、元いた葬儀屋に戻ろうではないか!

車の中では、風邪をひいて来れなかった姪っ子ちゃんとテレビ電話した。

ご飯タイムだよ

今回は家族葬なので、参加人数はくろり家族合わせても11人

高そうな飯を食べながら、初めましての親戚とたわいのない話をする。

会ったことのないはとこが最近までメキシコに住んでいたという情報もGET。

ネット証券大好きのおじいちゃんの姉(88歳)は、母親・おばあちゃんと株の話で盛り上がっていた。

さて、時間になったので帰ろう。親族全員、エレベーターに乗り込んでいく。

乗り込んだところで、テーブルに放置された大量の花束が目に入る。

くろり「あそこのお花とか、持って帰らなくていいの?」

父親「あ、遺骨とかも持って帰らないと」

嘘だろwwwwwwwwwww

遺骨も花も何もかもを葬儀屋に置いて帰りそうになっていたことに気づき、急いでエレベーターから出て、他の親族達とさよならを告げた。

色々と後片付けをして、今度こそ帰宅タイムだ。

しくじり先生と加護亜依

葬儀屋を出た後、ロン毛ヒゲと二人でスタバ休憩。しばらくのんびりしてから電車で帰宅し、部屋でレコ大を視聴。

おじいちゃんの病室にあったテレビ大活躍である。

夜ご飯のラザニアをリビングで食べた後は、また部屋にこもってレコ大からのしくじり先生で加護亜依の回を見て就寝した。

明日も良い日になるといいな!

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