今日は両家顔合わせ!人生1回あるかないかの大切な会合だ!そつなく終えられればよいが。
登場人物
朝から掃除するよ
ロン毛ヒゲは早々に仕事へ出かけたが、今日は土曜日。一般的な会社員はお休みの日だ。
ということで、私はしばらくベッドで安眠。前日は日帰り東京だったので疲れているのだ。
10時くらいにそろりと起き上がり、ロン毛ヒゲにミッションとして託されていた掃除を始める。
台所に飛び散った油や床にポツポツとした広がった黒カビなどを、キッチンペーパーを使って必死で落としていく。
しばらくゴシゴシしていると、ある程度汚れが落ちたような気がしたので、次はリビングとクロゼットの掃除だ。見栄えの悪いものを収納スペースに無造作に押し込んで、最後はダイソンで掃除かけ。
これでもう誰呼んでも恥ずかしくないだろう。
ご飯を食べにいくよ
両家顔合わせは名古屋駅の高島屋にある料亭「加賀屋」に13時半で予約している。
13時過ぎくらいに、同じフロアのスタバで待機中であると両親から連絡があったので迎えにいく。
すると、同じタイミングでロン毛ヒゲから着信だ。
ロン毛ヒゲ「俺の苗字でしてる?」
くろり「私の苗字だよーん!!!!!!」
ロン毛ヒゲ「しまった・・・」
すでに到着していたロン毛ヒゲ両親とロン毛ヒゲは、どうやら自分の苗字で予約を確認してしまったのだろう。確かに普通こういう時新郎側の名前で予約するよね。
ネズミの話ばっかりするよ
無事両家揃って、たわいのない会話が始まる。
事前に作成していた家系図を配り、両親同士の生い立ちなどでプチ盛り上がる。
厳密に言うと、くろり母が永遠とネズミやカエルの話を楽しそうに語っていた。
飯中なのに、「ネズミの糞」について熱弁するのはどうかと思う。
話した内容ピックアップ
- ロン毛ヒゲ父が山で肉アレルギーになった話
- ロン毛ヒゲ母の弟が日本画の作品をすべて捨てたらしい
- ロン毛ヒゲ弟が高級なメダカだけ持って行って、残りは実家に置いてった
- メキシコはアシカとアザラシとネズミしかいない
- 家の庭ではカエルが冬眠しがち
今回はお店側へ事前に両家顔合わせであることを伝えていたのだが、まさかのサプライズが。
店員「今日は結婚祝いにお箸をプレゼントします」
店員「両家顔合わせなので、石川県の煮物を作りました」
え、ここ良い店すぎない?
量が多くて満腹だが、飯もなかなか美味しい。
最後、婚姻届の証人欄にサインをしてもらい、集合写真を撮ったらミッションコンプリート。次は両親によるお家見学だ。
お家見学は、それぞれの両親がバラバラに来ることに。まずはロン毛ヒゲ両親、その後に私の両親だ。
ロン毛ヒゲ母「車に乗って行きましょう」
くろり「チャリなんです」
そう、私は昨日誤って駅にチャリを置きっぱなしにしてしまっていたのだ。
ということで、ロン毛ヒゲだけ両親と車で家に向かい、私は電車で最寄り駅へ。
両家顔合わせの途中から、寝不足で頭が鬼のように痛くなっていたのだが、もう疲れすぎて今にも倒れそうだ。
フラフラになりながら、ようやく家に辿り着いたのでベッドで仮眠をとることに。今まさにロン毛ヒゲの親が車でこっちに向かっているというのに仮眠である。
家に遊びに来るよ
20分くらい仮眠をとっていると、「ピーンポーン」とインターホンが鳴りロン毛ヒゲ家族登場だ。
しかし、頭が痛くて本当にそれどころではない。
長居する予定ではなかったらしく、ロン毛ヒゲ両親は部屋を回った後は早々に帰って行った。
本当は駐車場までお見送りしたかったのだが、頭が痛すぎて私は玄関までの見送りとなった。
さあ、もう一眠りしよう!
再度ベッドに戻って仮眠をとっていると、今度はうちの両親の登場。「ピンポーン」とインターホンを鳴る。
寝かしてくれ!!!!
頭がガンガンに痛む中で、ちょっとだけ家の中を案内。もう満足しただろうと思い、私は再びベッドに潜り込む。
30分は寝ただろうか。だいぶスッキリだ。
ロン毛ヒゲに「まさかそんなに寝るとは思わなかった…」
私が寝ている間、父親は婚姻届にサインしたり、ロン毛ヒゲと会話などをしていたらしい。一方、母親はぐうたらソファでオリンピックを観ていたのだとか。
子供不在だけど、頭痛かったら仕方ないよね。
夜ご飯はお蕎麦
目も覚めて元気になったので、みんなで家の前にあるお蕎麦屋さんに移動。
高いわりに量が少ない蕎麦をみんなで食べ、食後は両親を駅まで送って行った。
ようやくすべてのミッションコンプリートだ。
家に帰ってしばらくはゴロゴロして、その後就寝した。