「台湾問題」を日本で例えると「落党した安倍政権が北海道で独立を主張」するようなもの?

「台湾問題」を日本で例えると「落党した安倍政権が北海道で独立を主張」するようなもの?

台湾総選挙で蔡英文が再選

今更だけど、なんて読むやねん!!!

調べてみると、そのまま「さい えいぶん」らしい。現地の読み方だと、ツァイ・インウェン。

なぜ、今回の再選が話題になっているかというと、彼女の獲得投票数が台湾史上最多となる800万超えだったからだ。

投票率は74.9%

ちなみに日本は53.6%。

日本人に「総選挙」というワードで何を連想するかと聞くと、若い連中の多くがまず「AKB48の総選挙」を思い浮かべるらしい。

大丈夫か日本。

とか思ったけど、私的にはそれで良いと思うの。日本はもう技術的なところでは大いに世界的にも遅れをとっていて、もはや現時点で世界に堂々と誇れるものって「文化」くらいしか残ってないと思うの。

アニメ、漫画、アイドルなど・・・。

「OTAKU」文化こそ、これから日本が生き残っていくために注力していくものかと。

なので、総選挙と聞いて「アイドルの総選挙」を連想してしまう日本人ばかりになってしまっていることに対して、我々は「日本終わっているな」と捉えるのではなく、「ああ、日本人らしいな」とポジティブに考えるべきなのである。

決して、今の日本の若者を悲観すべきではない。

それが時代の流れなのだ。

 

何はともあれ、蔡英文が再選した勝因はなんだったのであろうか?

全ては「中国に対抗」するためである。

中国側は現在、台湾を統一しようと躍起になっている。

それに対して「は?ありえんわ」と、猛烈に「台湾独立」運動を行っているのが蔡英文率いる民進党なのだ。

 

制度も全く違うのに、何が楽しくて中国と一緒くたにされなければならないのか……。

事情を知らない人々からすれば、「台湾頑張れー」の一言に尽きるのだが、そんな簡単なことではないらしい。

台湾と中華人民共和国の関係

もともと中国では、2つの党が争いに争っていた。蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党である。彼らがリーダーになる以前から、この2党は同士仲がが悪く、毎日乱闘騒ぎだったのだ。

しかし、第一次世界大戦、第二次世界大戦中はちょっと事情が違った。オタク文化大好きな日本軍は当時、「陣地取りゲーム」にハマっていたため、中国にぐんぐん侵攻して行っていたのだ。

共通の敵が現れれば、みんな友達。とはよく言ったもの。

しばらくはグズグズしてしまっていたが、「あ、やべえ」と我に帰った2党は、内輪揉めを中断。「国共合作」という形で日本に刃向かったのだ。

今の時代も宇宙人が侵略してくれれば、中東の戦争とかも全てなくなるのにねえ。

ちなみに第二次世界大戦中は、台湾半島はもちろん、中国の一部(南京あたり)も日本領だったらしい。当時の日本パネエ。そして、どうした今の堕落よう。

そんなこんなで、アメリカとかの助けもあって、無事に日本を中国国内から追い出すことに成功した二党。

しかし、これで仲良しこよしにとなれないのが人間というものだ。

再び激しい争いになり、最終的に蒋介石率いる国民党は国土から追い出され、台湾へ逃亡。当時、彼は「中華民国」という名で国を統治していたのだが、なんだかうまくいかなかったのだ。

勝利した共産党は「中華人民共和国」を設立。

人は考えをコロコロ変える

台湾に逃げた蒋介石(国民党)はめちゃめちゃポジティブシンキング。

「いや、僕は負けていない。まだ中国は僕らのものだ。まだ中華民国だ」との姿勢。

しかし時代が経つにつれて、人の考えは変わるもの。周りのことはお構いなしに、コロコロと考えを変えていくのだ。

 

「あ、やっぱ中国全土支配しなくていいや。僕たちは僕たちだ」

 

やがて、台湾半島の住人らは自分たちのことを「台湾人」と名乗りだす。

これで綺麗に治まれば良かったのだが、そんなうまい話はない。

本土の中華人民共和国側からしたら、彼らの行動は意味不明極まりないのだ。

「台湾も中国の一部やで、あほ」と反抗。

 

・・とまあ、かなりざっくりだが、中国・台湾との間ではこのような問題が生じているのだ。そんでもって台湾人の主張は初志貫徹している。

「僕たちは中国の一部なんかではない、台湾は台湾だ!」

なんか難しいような、難しくないような。

もしこれが日本なら?

例えば、次の日本の総選挙で安倍率いる自民党が敗れたとして。本州中の人々から受けるブーイングがしんどいからと、北海道に逃るかもしれない。そして、札幌の牧場の牛を眺めながら主張するのである。「いや、まだ日本は自民党のものやから」。

もし、それが今起こったとすれば、阿部政権は「なに脳内御花畑なんや」と国民にどんびかれること間違いなしだろう。

しかし、もしも北海道の人たちが彼らを哀れんで迎え入れて、70年もの時が経てば・・?2-3回くらい世代交代するので、当時の醜い争いを知る人はほとんどいない。唯一知っていることは「北海道の人たちは本州の人たちに支配されません」という先祖の想いだけだ。

そんなの「独立」という選択肢以外ないだろう。

 

 

ペラペラ薄っぺらい意見を述べてみたが、今後台湾がどのように中華人民共和国に対抗していくのか見ものである。もし、台湾が完全勝利を果たせば、おそらく香港もそれに続くだろう。もしくは逆かもしれない。

以前の領主国である落ちぶれたOTAKU国「日本」は、ただただ指をくわえて見ているしかないだろう。